MENUCLOSE

WORKS 実績紹介

IoT機器を活用した位置情報による人流管理システムのプロトタイプ開発

システム開発
通信環境が不十分なプラント建設現場を想定した環境を準備し、プロトタイプについて実証実験を行いました。
GPS、Wi-Fi、ビーコンなど複数の機器を組み合わせることで、水平や垂直の移動はもちろん、遮蔽物が存在する時の移動などにおいても、位置情報を高精度に取得する仕組みの開発ができました。
案件情報
業界建築業界
事業概要業務システムはコンサルから請け負っていますので、ご検討・ご興味のある方はお問い合わせページよりお問い合わせください。
課題クライアントは、化学プラントや石油精製プラントなどのプラント開発に強みを持っている企業です。プロジェクトにおいて設計から建設までを手掛けており、世界各国で事業を展開しております。

プラント開発では、複雑な構造物と敷地の広さにより、「作業員の作業状況が正しく把握できない。」という事が課題となっておりました。

この課題に対処するため、GPSを活用した位置情報システムに強みを持つ弊社に相談がありました。
内容は通信環境が不十分な状況下でも正確な位置を記録し、人流を把握する仕組みをつくれないか。というものです。
この要望に応えるために、プロトタイプシステムの開発を行いました。
支援プロトタイプ開発に際して、GPSだけでなく、Wi-Fi、Bluetooth、赤外線センサーなど、複数のIoT機器のセンサー技術を組み合わせることで位置情報の精度を向上させるマルチモーダルセンサーを構築しました。

これにより、単一のセンサーでは得られない情報を補完し、より正確な位置情報を記録することができます。

また、メッシュネットワークを利用することで、デバイス間の信号を中継し、不安定な通信環境でも接続を保持できるようにしました。

そして、これらの対策の有効性を確かめるため、国内のプラントにて実証実験を行いました。
結果プラント内での作業員の行動を想定し、水平や垂直の移動、遮蔽物が存在する状況での移動など、様々な条件下で検証を行いました。

検証を通じて、
・信号が遮蔽物に反射することにより生じる誤差
・上下階のセンサーに反応してしまう事により生じる誤差
・IoT機器のバッテリー消耗の考慮
など、プロトタイプを通じて、実用化にむけた多くの知見を得る事ができました。

これらの検証結果を基に、さらなる開発を進めていきます。
OTHER関連コンテンツ